波動理論の補足的説明

(1)誕生日は決定的瞬間

人は父親から送られる精子と、母親の胎内にある卵子が結合して受胎する。受胎後6ヶ月ぐらいになると胎児は五体の諸器官が備わってきて、9ヶ月目に母親の胎内を離れて、この世に誕生する。この世に生れた位置は波動のリズムの決定的瞬間であり、重要な意味を持つ。生れた年は、その年の太陽の位置のエネルギーを示している。生れた月はその月の位置のエネルギーを示し、生れた日は地球の位置のエネルギーを示している。


年の波動は、最初の3年間は停滞期(波動の弱い時期)であり、次の3年間は生長期(波動の強い時期)となり、次の3年間が収穫期(変動の時期)となる。このように9年サイクルで動いている。


次に月の波動リズムであるが、月は12ヶ月あるので、12ヶ月サイクルで動く。

最初の3ヶ月は停滞期(弱い波動)であり、次の4・5ヶ月が生長期(強い波動)となり、次の4・5ヶ月が収穫期(変動の波動)となる。

日の波動リズムは、最初の3日間は停滞期(弱い波動)であり、次の3日間が生長期(強い波動)であり、次の3日間が収穫期(変動の波動)となる。日のリズムは9日サイクルである。


(2)強・弱の波動と転換の波動

そこで波動をどのように考えたらよいのか? 弱い波動の期間は停止の状態からスタートダッシュする期間である。全力を出し切る為の助走期間といえる。トップスピードに乗せるために不可欠な期間である。弱い波動の時は、悪い種を蒔かないことである。新しい仕事を始めることは慎むべきであるが、今までやってきたことは実行するように努めるべきである。また、この時期と転換の時期は、疲労や入院などの現象が起こりやすいので要注意である。

強い波動の時期は、トップスピードに乗った時期であり、全力を出し切れる期間である。波に乗って自分の使命を達成する期間である。この時期は新しい計画、仕事、就職、移転、開店、見合い、交際、取引、旅行、結婚など全てに良い結果をもたらしてくれる。

変動の波動の時期は、トップスピードが減速してくる期間であり、無理をしないで徐々にスピードを落とす事が大切である。ゴールに向かって努力の成果を収穫する期間である。新しく種をまく期間ではない。人生における課題を集結させる期間でもある。


(3)波動が強い時期は無敵

強い波動の期間は何をやっても好調であるため、この期間に自分の使命を達成してしまうことが大切である。ただ助走期間に努力しないと、トップスピードに持っていけないため、使命の達成は出来なくなることもある。いずれにしても、スタートダッシュからトップスピードに持っていくには努力が必要である。トップスピードになれば、あまり努力しなくてもスピードが維持できるからである。

変動の波動の期間はトップスピードを徐々に減速して、ゴールのテープを切る準備をする期間である。収穫で言えば刈入れの時である。この時期にトップスピードで走ると、怪我する危険があることを意識してギアチェンジして減速することが大切である。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の心境が必要である。

弱い波動の時期を乗り切るコツは、人生のテーマを模索することである。シルベスタ・スタローンのように自分自身を鍛え抜くことも一つの方法である。自己確立の為の訓練期間であるという認識も必要である。この期間は、トップスピードに持っていくための助走機関であるという認識が必要である。

(4)年数早見表

年数1→1900 1909 1918 1927 1936 1945 1954 1963

1972 1981 1990 19992008 2017 2026 2035

年数2→1901 1910 1919 1928 1937 1946 1955 1964

1973 1982 1991 20002009 2018 2027 2036

年数3→1902 1911 1920 1929 1938 1947 1956 1965

1974 1983 1992 20012010 2019 2028 2037

年数4→1903 1912 1921 1930 1939 1948 1957 1966

1975 1984 1993 20022011 2020 2029 2038

年数5→1904 1913 1922 1931 1940 1949 1958 1967

1976 1985 1994 20032012 2021 2030 2039

年数6→1905 1914 1923 1932 1941 1950 1959 1068

1977 1986 1995 20042013 2022 2031 2040

年数7→1906 1915 1924 1933 1942 1951 1960 1969

1978 1987 1996 20052014 2023 2032 2041

年数8→1907 1916 1925 1934 1943 1952 1961 1970

1979 1988 1997 20062015 2024 2033 2042

年数9→1908 1917 1926 1935 1944 1953 1962 1971

1980 1989 1998 20072016 2025 2034 2043


*年数算出法

昭和X年・・・・・(X-1)=年数。または1925年+X→1桁にすると年数が出る

大正Y年・・・・・(Y+3)=年数。または1911年+Y→1桁にすると年数が出る

明治Z年・・・・・(Z+4)=年数。または1967年+Z→1桁にすると年数が出る

平成T年・・・・・(T-1)=年数。または1988年+T→1桁にすると年数が出る


(5)数意理論の体系

数意理論はカルマ判断ではなく、使命判断が目的である。(過去世からの因縁により、3次元世界の成功が出来るか否か判断する方法がカルマ判断であり、使命判断はあくまでも自分の使命を発見することにある。)

生れた年を「年数」として把握する。年数は全て西暦に直してから、1桁になるまで足し算する。2013年の場合は、2+0+1+3=6で6が年数となる。

生れた月を「月数」として把握する。月数は1から9までの月はその数が月数になり、10月は1+0=1で1が月数となる。11月は1+1=2で2が月数になる。12月も同様に1+2=3で3が月数になる。

生れた日は「日数」として把握する。年数と同じように生れた日を1桁にしたものが日数である。誕生日が25日ならば2+5=7で7が日数となる。

誕生日を全て合計したものを私は「基本数」として把握している。私は1947年5月31日の誕生日である為、1+9+4+7=21であり、21は2+1=3で基本数は3となる。(私の場合、年数が3で、月数が5で、日数が4で、期本数が3となる。)

年数は太陽のエネルギーを示し、使命の目標になる。月数は月のエネルギーを示し、使命の対応、つまり実際に行動することを示している。日数は地球のエネルギーを示し、使命の自覚が発生することを示している。

(年数の数意)

1→知の追求→頭脳が優秀で集中力がある。真理を究めようとする意識が、この世の現象を知的かつ論理的に追求する。化学の知識を活用して、神の存在を証明しようとする。それが疑問と追求の繰り返しとなり、真理の発見に結びつく。「知的な生活行為を実践すること」が1の人の使命となる。

2→善の追求→アイディアに富み、企画力がある。対立する善と悪のなかで、悪を捨て善をとる意識が2の意識である。判断の基準となるのは善であり、善に基づく決断力となる。善の意識が教育に向けられると、道徳の完成を目指し、多くの人に善の必要性を説くことになる。2の人は「道徳の完成を目指す」事が使命である。

3→美の追求→美意識が高く、創造力がある。3の本質は「美」にあり、ユートピアの具現意識である。この世をユートピアにしようとする意識は、1(真)と2(善)を総合した美となって現われる。美意識は具体的に創造力を派生し、芸術性となる。芸術性の本質は神の心を心として生活に生かすことにある。3の人は「人生を芸術にまで昇華させること」が使命となる。

4→調和の追求→調和と安らぎを好む誠実な努力家である。4の本質が調和にあり、争いごとを好まないからである。どんなに不調和な状態にあっても、次第に調和させていく努力を続け、またその能力にも恵まれている。「和をもって尊しとなす」ということを知っているからである。心を調和させる努力が持続力となり、粘り強さを派生させる。平常心を持続させる努力が4の人の使命であり、最終的には「神との調和をはかること」が目標になる。

5→正義の追求→好奇心に富み、冒険を好む。5の本質は正義であり、勇気である。神の心に忠実で邪悪な心を憎む。邪悪な心を正しい心に修正しようとする意識が義の意識である。それを大胆に行おうとする為に、非常に男性的な行動力となる。「正義は力なり」を実践する為には神の心を知らなければならない。そこで5の人の使命は、神の心を知った上で「正義を実践すること」である。

6→敬の追求→自然を愛し、人徳が備わっている。いつも心が穏やかで、秩序と礼節を重視する。6の本質は敬であり、徳である。人を敬い、謙虚に行動すると礼節を守るようになり、自然に秩序正しい生活をするようになる。その結果として徳が派生してくる。また6の意識は自己確立の意識でもあり、真の自分を発見しようとする。6の人は「謙虚な行動を前提として自己を確立すること」が使命となる。

7→愛の追求→人を愛し、自己犠牲の精神に恵まれている。7の本質が愛であり、その意識はイエスの愛を実践することにある。どのような状況にあっても、他人のために尽くすことが出来る能力を愛という。知を超えるのが愛である。理論的でないと思われがちな自己犠牲の精神が知を超える。7の人は「この世において愛を実践すること」が使命である。

8→慈悲の追求→人に愛される社交家である。8の本質は慈悲である。慈悲は無償の愛であり、太陽が無償で人類に光熱を供給している姿をいう。ブッダは慈悲を説き、悟りの法を明らかにした。このため、ブッダの慈悲を実践することは、悟りの法を実践することであり、8の人は悟りの法を追求し、体得する使命がある。そして、法を体得したら次に「悟りの法を多くの人に伝えること」が使命となる。

9→信の追求→指導力はあるが苦労性である。9の本質が信であり、救世意識である。信とは苦悩を歓喜に変える力である。神に対する信仰が信である。救世意識は9次元の意識の反映であり、指導力の根源となる。救世主が持つ意識であり、凡人がもつと苦労で終わることがある。9の人は神への信仰を持ち、「指導者となるべき救世主の意識をもつこと」が使命となる。


(月数の数意)

1→集中力→直接的に行動するため、周囲が目に入らなくなる。集中すると他の存在を忘れてしまうからである。また思ったことをすぐに口出してしまう癖がある。ものの本質をズバリと言うので、煙たがられるが、それだけ貴重な存在でもある。自分から進んで交際範囲を広げないので社交性は無いが、気の合う仲間とは末長く交際する。

2→決断力→自分の意志がストレートに出るので、社交性は無い。仲の良い友人とは良く話すが、知らない人とは全く話さない傾向がある。表現をオブラートに包めないので、無口になりがちである。相手のことを思いやりすぎて、どう話したら良いか分からないので無口になる。得意な場合は、意外なほど雄弁だが、不得意な場合は無口になる。

3→先見性→新しいものに対する興味と情報の収集によって先見性に優れている。新しい言葉を使用したり、新しい知識を駆使することを好む。人とは情を持って付き合うので社交性はあるほうである。

4→調整→誰に対しても円満だから敵を作らないが、そのため妥協することが多くなる。それが誤解を招くことになる。人当たりも良く、付き合いも良いので社交性はあるほうである。調整役としては最適なタイプである。

5→冒険→自分の能力以上の仕事を引き受けては苦労する。それだけ世話好きで、他人の世話を良くする。投機的な仕事に興味を持つ傾向がある。社交性はあるが、自己本位になりがちである。

6→尊敬→言葉に艶があり、目上の人に可愛がられる。言葉と態度に気品があるので、目上の人の注目を集める。穏やかな態度で折衝するので社交性に富み、渉外関係やセールスマンに向いている。

7→奉仕→他人と調整を図ることが出来るので、人に好かれる。他人からの援助がある。環境に適応することが得意なので、特技を身につけてスペシャリストとして社会に貢献し、奉仕することになる。

8→社交性→社交性は抜群である。陽気で賑やかで、明るい雰囲気を好む。誰とでも仲良くするので人気者になる。営業的なセンスも抜群である。

9→統制→他人の苦労を押し付けられやすい傾向がある。交渉ごとは直感でするので上手である。政治的な活動や宗教的な活動はストレートに出ると悲劇になる傾向がある。人を統制しようとする意識が強く働き、多くの人の反発を買う。人の苦労は自らの苦労と受けとめ、それを歓喜に転換させる行為が必要である。信とは愛と慈悲を統合した救世の意識であり、その対応が「愛」「慈悲」でなければならないと知るべきである。苦労は自分の心の仲で昇華させればよいのである。


(日数の数意)

1→知性→物事を建設的に深く考えるので、頭脳労働に向き、知的リーダーとなる。複雑なものを単純化して考えることが得意で、問題の解決能力に優れている。

2→分析力→二律背反の性格をしている。得意な場合は決断も早いが、苦手な場合は優柔不断になる。不得意なことをなくそうと努力し、深くは無いが幅広い知識を武器として駆使する。自分に厳しく、他人にも厳しい態度をとる傾向がある。

3→芸術性→ユートピアを実現しようとする意識が強く、これを目指して努力する為、創造性や芸術意欲も高まる。また衝撃的な行動に走りやすく、投機的な事業に興味を示す。理想を現実に近づけようと努力する為、創造力が発揮される。

4→誠実→仕事を頭脳よりは身体で覚える為、精力的に働く。感覚は鋭いところが無く、迫力に欠けるが、相手に安心感を与える。誠実で円満な性格である。

5→開拓→突発的な事故に遭っても挫けないで前進していく。性格は厳しく頑張り屋である。内心はクヨクヨして苦労が絶えない。何事に対しても好奇心が旺盛で、つねに欲求不満の状態にある。正義に反することは厳しく追求する。

6→管理力→家庭を中心に考える傾向があり、円満で穏やかな生活を築く。良識派で世渡りが上手で、トラブルを起こすことは無い。責任感が強く、管理力もあり、仕事面でも信頼される。

7→貢献→相手の立場を考えて話す。家庭を中心に考え、円満な家庭に恵まれる。ただ、他人の為に尽くすので、自分の仕事はそれほど伸びないという欠点がある。

8→幸福→お金に縁がある。しかも、このお金は他人との交際や付き合いに使うので人間関係は円満に運ぶ。心もまろやかで行動も明るいので、自然に人が集まってくる。

9→政治力→病気か家庭苦で苦労する傾向がある。政治性があり、自分が希望しなかった仕事で伸びることがある。単純なことでも複雑に考えることが出来るので、問題が起こっても、色々なケースを想定することが得意である。

(基本数の数意)

1→独立心旺盛な理論家(探究心)→科学的に物事を考え、追求していく能力を持っている。そのため、周囲の人たちから頼りがいのある人だと思われ、自然とリーダーシップを取っていくタイプである。晩年は社会の変化に対応しようとせず、自分の考え方を固執する。他人との関係を大切にするよりは、自分自身を知ろうとする意識が働き、孤高の人となる傾向がある。本人はそれほど感じていないが、周囲の人は孤独で寂しいだろうと心配するほどである。

2→良心あるアイディアマン(決断力)→興味の延長になる仕事や専門的な知識を活かした仕事に進むと良い。善と悪を対立させて、おもむろに結論を出すタイプなので、優柔不断に陥りやすいのが欠点である。晩年は自我が極端に強くなる。他人と関係を持ちたいと願っているのに自分の体験や知識を強く主張するので、反発されてしまう。対人関係がうまくいかないと寂しがるのも2の特徴である。他人を意識するのは良いが、あまり善を押し付けない事がポイントである。

3→新しいものを創造するエリート(創造力)→常に目的をもっており、その目的実現の為には、他人の目にどう映ろうが差し支えないと思っている。自分で一応の納得がいったところで自己満足してしまう傾向がある。晩年は感情が穏やかで、情緒ある生活を創造する。情緒ある生活こそ最高の芸術ともいえる。新しい言葉や情報を駆使して、さまざまな状況に対応する。いつまでも青年のような若々しい気持ちを持ち続ける。

4→誰とでも仲良くできる調整役(安定)→勤勉で堅実で、人から信頼される。生活も生き方も保守的で安全第一である。周囲とうまく合わせていくことが出来る素質は十分だが、ユーモアに若干欠けている。働くことが好きで、一生を通して働き続ける。健康にも恵まれ、精神的にも安定しているので充実した晩年を送る。調和の具現とは精神的な安定であり、心の安らぎをいう。

5→新しい分野を開拓する行動派(改革)→一般的に自己顕示が強く、平凡なことには満足しない。いろいろなものにも関心を示し、冒険と行動を求めるが、計画を立てることは苦手である。考えることより実行するタイプである。晩年になっても欲求不満が残る。これを解消するには、自分の欠点を修正する勇気を持たなければならない。周囲の者に対して不満を抱きがちであるが、不満の根が自分の足元にあることが多いからである。

6→自然を愛する理性派(成功)→思いやりがあり、与えられた仕事を忠実に守っていこうとする。何をするにも秩序を重んじ相手のことを考えるので、人の嫌がることは口にしない。晩年は人に愛され、地位と名誉にも恵まれる。いわゆる成功するタイプである。期本数が6の人は他に凶数があっても、苦労が報いられ運勢は上昇する。

7→使命感に燃える補佐役(経済力)→与えられた仕事に責任を持ち、最後までやり通す実行力た使命感がある。礼儀正しい真面目人間である。目上の人に対しての言葉使いも丁寧である。晩年は自己を犠牲にしてまで社会への貢献度が高くなり、慈善事業やボランティア活動に熱中する傾向がある。愛の具現は自己確立されていないと効果が上がらない。まず自己確立して、愛を実践するのが理想である。この状況で経済力を有効に活用することである。

8→自由と平和を愛する営業マン(繁栄)→出世運、商売運が最も強いタイプである。そのため、自分で仕事を始めて、大成功することが多い。何でも金にしてしまう能力があるため、金運がある。また、仕事に命をかける頑張り屋でもある。晩年は経済的、物質的に恵まれる。周囲には沢山の人が集まってくるので、何時も賑やかで物質的な繁栄と心の繁栄がえられる。

9→信を追求する指導者(指導力)→9は完成を表すものであり、救世の意識を示すものである。秘密主義となり、自己の姿を見せようとはしない。現実の世界に絶望しやすく、芸術や宗教の世界に逃避する事が多い。自分の心の中の高い意識を他人に理解してもらえないという苦痛がともなう。一生を通じて悲しみが多い。しかし、政治力があるので、その悲しみを乗り越えることが出来る。指導者の条件は人の苦労をわかってあげることである。自らも苦労を体験することで、信の必要性を多くの人に知らせることが出来る。